ちり・もや・かすみ

は〜 来世来世

お盆休みに備えて積読を増やしてしまった

 

お盆休みが来ました。

今年の夏は溶けるかと思うほどに暑い。
ただ寝てるだけでもものすごく体力を使うし、立ってても座ってても体力使うし、というか毎日寝苦しくて慢性的寝不足に拍車がかかっていてつらいです。毎日。もはやどんな体勢でも幸せじゃない。背筋を伸ばしても腰を曲げても背中を丸めても正座してもあぐら組んでも仰向けでもうつ伏せでもなんかつらい。今は特に生きていることに向いていない。
この数日でようやく多少の楽を手に入れて、気持ち的にも……まあ連休ですしね……

そんなわけで、連休中に出掛けたくもない、時間が有り余ることが容易に想像できる自分のために本を購入してきました。
そろそろ本買うのは中断していくことを視野に入れないと生活していけないし収納にも限りがあるんだけどな……と本格的に憂い始めたのが先月の話。


なんでまた買ったの。

 

以前のアメトーーークの読書芸人回で「一万円あったら何を購入するか」みたいな企画があり、
いつかやってみたいな、
と思っていたのが今回実現しました。

でも単純に「普段は購入に踏み切りづらいけど長らく目をつけていた単行本を購入することにした」って感じになりました。

 

 

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内訳

『負け逃げ』 こざわたまこ
送り火高橋弘希
『ファーストラヴ』 島本理生
異類婚姻譚本谷有希子
『成功者K』 羽田圭介
『おらおらでひとりいぐも』 岩竹千佐子
『R帝国』 中村文則

7冊くらいなもんなんですね。へえ、こんなものか。
文庫本は負け逃げのみです。

 

芥川賞作品が3/7だと目立つ感じですね。
やっぱり売れ行きとか(書店勤めでないので客観的な感想になるけど)見ていて思うのですが、純文学って文庫になる率が低いし文庫化が定かではないんですよね。読みたくてしょうがない状態で待っていても読めないからしょうがないし。
今回の芥川賞直木賞受賞作はどちらも気になったのでこの機会に積読に加えましたが、感覚で言わせていただくとおそらくファーストラヴはいずれ文庫化するだろうと思います。元より人気作家で既に固定読者もついている島本理生さんですし。これはするだろうなと思いながら買いました。でも送り火は文庫化するとしてもファーストラヴよりずっと後だと思いますね。するのかな?それさえも疑問です。
異類婚姻譚もまだ文庫化されてませんね。これは近々されるかもなと思いつつ、気になっていたものだった為入れました。スクラップ・アンド・ビルドが今年文庫化され、同じ回の夏の裁断が「祝直木賞」の帯とともに今夏文庫化されて書店に並び始めたので、本当にそろそろかもしれないです。同時受賞の死んでいない者もまだですしね。こう考えると火花がいかにバケモノだったかがわかる気がします。この中では明らかに早い段階で文庫も書店に並んでいましたよね……。

まあそういう打算を入れつつ、やっぱり欲しいので欲しいものを買いました。

 

しかし芥川賞作品は募集要項として長編が有り得ないので、文庫化の際に書き下ろしがつく可能性があるのが痛いです。
例えば先述の夏の裁断、単行本で読んだのですが文庫化にあたって書き下ろしがついて短編集と化した為に興味が湧いてしまう自分がいる……。

図書館の使い方を覚えてしまったのが積読消化を阻む原因のひとつなのは疑いようがないですが、我が町の弱小図書館には文庫がほとんどないので、文庫だけは自分で手に入れるよりほかに方法がないんですよね、現状……

 

いや、入手方法を心配してもしょうがないんですけど。

そんなことより読んでも読んでも減らない積読本の数をどうにかせねばならない。
このお盆が勝負なのである。