ちり・もや・かすみ

は〜 来世来世

自選!2017年楽曲大賞

2017年楽曲大賞

 年末に多くのオタクがこういうテーマでブログ書いてるの見て

私もやろ!!って思ったのですが、一ヵ月過ぎてしまいました……

二月が来てしまい、焦りながらもやっぱり書きたかったので、一ヵ月前の感覚で書きたいと思います。

 

ルール

・2017年1月~12月にリリースされた曲に限る

・1アーティストにつき1曲縛り

・1ジャンルにつき1曲縛り

・独断と偏見

 

選びました。

一応、総じて最高と思った曲を楽曲賞、歌詞が特に好きな曲を作詞賞、メロディや歌割りが素晴らしいと思った曲を作曲賞、アレンジが優勝だと判断した曲を編曲賞にわけて全10曲をセレクトしました。

特に意味はありません。順位もない。ぶっちゃけ全部楽曲賞。

 

 

 

楽曲賞

WE ARE ST☆RISH!!/ST☆RISH

 

 

あんなあ!もう別に思い入れ補正と思われてもいいです。オマエがナンバーワン!それでいい。上松範康もとい七海春歌渾身の一曲。

ST☆RISH「今」の全てが詰まっている。 言うまでもなく、「今」である。あの後Shining☆Romanceも発売していますし、これからも伝説は更新されていく。世間的にはマジLOVE1000%の知名度を越えてはいないのかもしれない。だけど、うたプリを振り返ればWelcome to UTA☆PRI world!!があるように、ST☆RISHを振り返れば必ずこの曲があるに違いない。今までと、これからと、すっかり纏めあげてしまった最高の曲だと思います。確実に彼らにとってのアンセムになるはずです。

実際に聴いたのは2016年、(フルではない)アニメ内での挿入歌。QUARTET NIGHTHE★VENS共に披露した後の歌唱で。七海春歌はどちらも素晴らしい曲を作り上げていて。アニメなのでその後の展開とか、確実に予定調和があることは長年のオタク人生で理解しているつもりです。だけどあの勝負はラストが本当にわからなかった。且つ、いくら「優勝」という展開になっても、納得いかないというか「自分の中ではこっちが優勝だから……」みたいな思いが生まれることって自然であったりするわけです。ST☆RISHというグループが大好きですが、私はあのとき勝負の行方が純粋にわからなかった。

ですが、曲が始まった時。「闇に光を 荒野に花を」と歌われた時。Welcome to UTA☆PRI world!!のフレーズが使われていた時。感嘆のため息。素晴らしい。なんでもいい。勝ち負けなんていい。みんなにそれぞれのナンバーワンがあるでしょう。私のナンバーワンはこの曲だ。それがわかればいいと思った。ST☆RISH好きで良かった。この曲が生まれて、フルで聴くことが出来て、本当に生きてて良かった。

全部いいけど、「We are……and,You are ST☆RISH」に胸がぎゅってならないST☆RISHファンがどこにいる?最高です。永遠って私もわからないけど、だけど彼らは永遠です。まだまだ一緒に探していこうね。一生着いていきます。

 

 

打上花火/DAOKO×米津玄師

 

打上花火

打上花火

 

 

それはそれとして。

コラボ曲ならステップアップLOVEの爽快感、ドライヴ感に比べると若干違うなって思うんですが、こちらも思い入れによる補正は入ってます。

映画観ました。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。青春の刹那的な部分、にも関わらず繰り返される一日、恋心、揺れる少年少女。個人的に好きな要素が詰まっており、何もなさげな行間すら考察するのが好きなオタクにはたまらない映画でしたので、私にはヒットしました。あんまり我慢ならなかったんで、映画のノベライズも購入しましたし、岩井俊二氏の『少年たちは花火を横から見たかった』も購入して読みました。結論、どの媒体でもなずなは魅力的だった。なずなに代表されるように、少年よりも少女が早くに成熟する。なずなを追いかける典道も、最後に花火に向かって想いを叫ぶ幼なじみたちも、他の少年達より大人への通過儀礼は早く去ったのだろうけど。なずなは突飛なことを言って男たちを振り回すけど、現実も誰より見えていて大人なのだ。

そういう映画のいいとこどりしたようなのがこの曲である。いつまでもこんなことしていられない、この夏は永遠じゃない、家出なんてできっこない、だけどせめて今日一日だけは典道くんと。なずなの心の叫び。なずなのことを助けたくて、力になりたくて、好きだとかはまだはっきりわかってないし素直になれるほど大人じゃないけど、それでも彼女の手を何度でもとって一日を繰り返す典道の選択。全てが詰まっている。曲単体でももちろんいいんだけど、映画を含めると堪らない気持ちになる。

デュエットなのも一つのポイントだ。単なる企画に終わらない。男女のデュエットであることさえ意味がある。女だけでも駄目だし、男だけでも駄目だ。これは少年少女の物語だから。中盤の「パッと花火が〜」からのかけあいが、デュエットであることの良さをググっと上げている。それぞれがなずなの、典道の、感情というニュアンスを込めていると仮定して聴くと更に世界観に浸ることが出来るのである。補完して聴けることも楽曲における一つの魅力だと思います。オタクは行間を読むのが大好き。

米津玄師がセルフカバーしてるソロ版もいいんだけど、やっぱり主題歌としての楽曲の妙を体現しているのはこちらだと思います。こみこみでこの曲を推す。

 

 

Fiesta!Fiesta!/Juice=Juice

 

Fiesta! Fiesta!

Fiesta! Fiesta!

 

 

一グループとしての進化を見た。

Juice=Juiceはオリジナルメンバーのまま2017年までを生き抜いてきたグループである。インディーズ時代にメンバー脱退は経験しているものの、新規メンバー加入もなく、長らく5人グループだった。2人の新規メンバーが加わることが発表されたとき、大勢のオタクが動揺と変わることへの不安を感じたはず。変わっていくことへの自信を見せたリーダーの宮崎由加さんからのメッセージの心強さを頼りに、ドキドキしながらお披露目を待った。

7人体制となった第1弾シングルとしてリリースされたのがFiesta!Fiesta!だった。

とにかくもう、Juice=Juiceの底の知れないパフォーマンス力に痺れた。5人体制時、歌唱力は言わずもがなだったが、段原瑠々の加入で更なる厚みが生まれたと思う。梁川奈々美は彼女の堂々たるパフォーマンスと並べるとまずまず……かなと思うが、まだまだ成長の可能性を秘めていることを感じさせる。juiceはパフォーマンス全振りしてるようなグループなのでこんなだけど、そもそもアイドルグループなので、成長への予感というのは強みだと思う。完璧を目指すのは素晴らしいことだけど、完璧なだけがアイドルじゃない。

2人の新メンバーがJuice=Juiceそのものの伸びを予感させ、結果としてはいい方向に進むのではと期待してしまう新体制となったのではないだろうか。 ビジュアル面の強化も言うことがない。やなみんは愛らしい中に美しさのある顔立ちをしていて最初からアイドルさんだった。瑠々ちゃんは最初見たときにちょっと薄い気がしていたのが近頃どんどんオーラを増して綺麗になってきていて、これからが気になる子だ。というか手足が人間か?と思うくらいに長い。あのスタイルから繰り出されるダンスは驚くほど見栄えがいい。マジか。新メンバーいいじゃん。最高。

曲の話を全然していない。デビュー作と二作目と、リリースされたときは「juiceやばいな大型新人だ……」という意識でしたが、三作目以降は妙に保守的になったというか、ありがちな曲の積み重ねだなという印象でした。攻めないグループだなあと思いました。たまに攻めたと思ったら地団駄ダンスだからな。ちなみに地団駄ダンス、アリかナシかで言うと私はアリ派です。(でもjuiceでないといけない曲だったかと言われると違うとは思う)

それと比べて攻めた?って聞かれると、いまいち攻めきっていないというか、今作もメンバーの歌やダンスや魅せ方といったパフォーマンス力で支えてる部分が大いにある曲ですが。今回に限り、これはこれでいいんだと思う。7人体制、こんなグループです!バーン!!と出て充分足りる、名刺的な役割を担った曲だと思う。

良曲とは思うんですが、楽曲だけで言えばこれが全てではないですし、ファン以外の耳にずっと残る出来ではないかもしれない。でも、これからが楽しみだ!という気持ちを込めて星三つ!頑張ってください!応援しています!でも頑張りすぎないでね……。かりんちゃんが休養入った時本当に心配だった……無理はしないで……。

 

 

 

作詞賞

ハヤオ/河野穂乃花(ひめキュンフルーツ缶)

 

 

ねえ……まさか生で聴く機会を永遠に逃すことになるとは思いませんでしたが……。何を置いてもライブ行けばよかった。

収録アルバムは名だたるバンドの方々が楽曲提供していて、どれもよく提供してくれたなレベルの良曲ばかりでお腹いっぱいなんですが。まあハヤオですね。

ほのかはあまり歌のうまい方ではなかったですが、それすら活かしていると思います。彼女のソロ曲、You You 夢 Visionもそうだけど、ちょっと無理して出してるくらいの声が異常にかわいいのでよくわかってんなーーーって思う。グループ曲であんまり入れると本人もきついだろうから、ソロ曲ならではだと思います。最初と最後に笑い声が入っていて、曲としてはそこが絶妙な抜け感を出していていい感じなんですね。すごくほのかっぽい。

作詞賞にぶち込んだのは何がいいって歌詞が一番だと思ってるからです。 何度も言っていますが、二番の「あなた以外のことならばすべて忘れてしまいたい あぁそして叶うならば忘れさせてみたいわ!」ってフレーズがマジでマジで好きです。フレーズ単体で言うと2017年史上一番好き。

全部通して歌詞を見るとめちゃくちゃ意味深で、ちょっと怖いくらいなんですけど。そのへんが挫・人間っぽいよね。 「あなた」の正体とかね。「形を持たないあなた」、「彼を私が燃やしたことはとても気にしていることなのさ」……。どういうことなの。これがアイドルソングとしてギリギリ成り立っているのは河野穂乃花の力量に他ならない。本人の意識しているところではないんでしょうが。

 

 

LOST SEASON/スフィア

 

ISM(初回生産限定盤)(DVD付)

ISM(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

畑亜貴が好きだ。

スフィア自体はこだまさおり先生もrinoさんもめちゃくちゃよく見てくださっていて、あたたかい歌詞や曲を提供してくださっていて……なんですが、畑先生の萌えパワーは私の琴線にいつもビリビリ訴えかけてきているとしか思えない。解釈があまりに近い。

直接どこかの記事で見たわけではありせんが、感覚として畑亜貴の作詞の源は基本「萌え」だと思います。だからキャラクターソングにしてもあんなにキャラ観がそれぞれきちんと出たものが仕上がるんだと思う。個人でいえば茅原実里さんにしてもそうでしたし。田村ゆかりさんについては、ぶりぶりキュートなアイドルよりも渋くて低音でシリアスなところに重きを置く萌え方をしていたに違いないと確信しています。そして私はそれが本当に好きだった。(また書いてくれないものか)

まあそんなわけで、スフィアに関しても爽やかで明るくてっていう表の顔の他に、どこか刹那的でノスタルジックな部分を感じているんでしょうね。「本当だから困るんだ」とかこっち系の曲ちょいちょいかましてきます。

昔の恋人を思い出してる曲なんですけど、本当に好きなのはその人なんですね。今も。だけど傍には既に違う人がいて、自分に寄り添ってくれてるんです。はっきり言わない、昔へ想いを馳せていること以外歌詞にはないんですが、それはそれとして今隣にいる「優しい人」を自分なりに愛したいという気持ちがさり気なく伝わってきて切ない。良曲です。

中でも、二番サビの歌詞「笑顔でかるく抱きしめて 考えごとをしてたの?って心配そうに聞いてくる優しい人に囁く」「なんでもないよ ただ少しね時計が逆に動きだして旅してたみたいみんなたぶん……あるでしょう?」がいいです。

 

 

恋のhige&seek/ハニートラップ

 

Honey Moon Cafe

Honey Moon Cafe

 

 

伝わる人の方が少ないだろうことは把握済みです。アイドル事変の曲です。しかもアニメで使われてもいないカップリング曲の方。アプリもアニメも…………正直コケたことは認めますが、曲は最高だと主張したい。というか、本当に2017年よく聴いたんだこれ。歌詞で言うとWithのジャックイン・ドリーマーもしっとりしていて切なくて詩的な名曲ですが、大好き過ぎてこっちを取ってしまった。

アニメのために作られた曲はつんく♂プロデュースでしたが、こちらはつんく♂氏関わっていません。だけどハニートラップは二曲共にハロプロ色がどことなく強い。特にこちらのサビの雰囲気はそんな気がする。

「早く見つけて ううん見つけないでねMy heart」のところの歌い方と拍の取り方がドンピシャでアイドルソングって感じが強く、私好みです。ハニートラップってそもそもお姉さん系、セクシー系がウリの美少女党に属するグループなんだけど、歌詞がすごく「少女」から「女」への戸惑いを表している。そこがいいです。全体的な心の動きは女を感じさせるんですが、Aメロは「もういいかな?まだだめだよ」から入り、「かくれんぼはもう終わりにしよう」で締めるサビっていう。子供の遊びのフレーズが盛り込まれてて、女への孵化も感じさせる。裏腹にイントロあたりにコーラスが入るんですが、あそこはセクシー系が存分に出ている。こういう緩急がアイドルソングの醍醐味だと思います。

出来れば彼女たちの背景と照らし合わせられたら……って思うんですが、アプリもなくなり、動きが全く見えないコンテンツと化してしまい。先が見えません。この曲の「先」の景色が見たいです。よろしくお願いします。

 

 

 

作曲賞

エキセントリック/欅坂46

 

不協和音

不協和音

 

 

ピアノが特徴的なこの曲。歌詞も攻めているしMVのメッセージ性も2017年内では抜群だったと思いますが、やっぱり曲の鮮烈さかなあ。

最初に聴いた時のラップ部分はんんん?って思いが強かったですが、一度目のサビを乗り越えると「超かっこいい……」以外の感情を失う……。その後一番から再度聴きなおし、最初のラップを耳にしてももはや「超かっこいい」より他に言うべき言葉はありません。感服しました。降参です。

「ここだけの話って耳打ち」って歌詞がすべて表してるような気がする曲です。ラップ部分の違和感みたいのってここに集結してるような。内緒話、こそこそ話、どこかそんな雰囲気に包まれた曲だと思います。エキセントリック自体が。それを含めて、曲中の心がざわつく感じ、うまく表現していて、特に作曲勝ちだと思う曲です。

欅坂46ってまだ定まってない気がして、「カメレオンみたいに同じ色に染まれない」もそうですが、透明なんですよね。だからこそこういう曲にもチャレンジ出来るんだろうなって思います。……思いますが、やっぱりそもそも「アイドル」である限りファンを楽しませてあげて欲しいなって……思ってしまいます。しんどそうなメンバー見てなおずっと着いていけるのもファンですが、つらいと感じるのもファンだと思う。この辺言い始めると収拾つかなくなるし曲と関係なくなるのでこのへんでおさめます。

私自身青春時代が薔薇色〜なタイプではなかったので、こういう陰のある曲が心にズンとハマります。だけど学生時代に聴かなくて良かった。こういうのは、今聴くからこそいいような気がする。あの頃の自分は今肯定できたらいい。それでいい。

 

 

前へススメ!/Poppin' Party

 

 

めちゃくちゃ迷った。作詞で八月のifを選ぶか。だけどこれかなー。めちゃくちゃいい。最初聴いた時は何の情報もなく、アニメで使われていた場面も知らなかったけど、それでも楽曲のパワーだけで泣いた。中村航の歌詞はずるい。少女の気持ちがここまで盛り込めるのは本当にずるい。

曲に関しては、1st、2ndシングルあたりならともかく、まあまあ枚数を重ねてるバンドにしてはロジックとかあまりなくてストレートすぎるほどかなあって思います。が、やっぱりアニメ内のシチュエーションも勝ってますね。未熟だけど、楽しい!という気持ちと音楽が好き!という気持ちで突っ走るひたむきなポピパ色がよく出ている。

加えて、パート割がこの曲の魅力を底上げしている。ここが曲の強みだった。Aメロ、Bメロとメンバーがそれぞれ歌い、サビを香澄が歌う。このサビパートに胸が熱くなるのは、4人の支えを強く感じるから、というところが大きい。更に4人の歌っている歌詞も香澄を連想させ、つくづく作りがずるい。敢えて複雑な音階を避け、全員が素直な歌声で収録している。そんなのも合わせて、やっぱり作詞じゃなくて作曲に加えるべきかと思ってこのポジションに。

ライブハウスでのライブ出演権をかけてのオーディションで「一番出来ていない」と宣告されて自信喪失し、歌えなくなった香澄の元に集う。一人じゃないんだ、あなたの周りには仲間が四人いるんだって。香澄の引力のままに集い救われてきたメンバーが香澄に向けて歌うんですよ。もうね、そういうやつ大好き……。

バンドリさんは2017年めちゃくちゃリリースしましたが、本曲は歌詞も突出してると思います。4人のソロパートを受けた上で、ラスサビで「右見て前見て左見て 目と目を合わせ確かめた 私はひとりじゃないこと」って香澄に歌わせるところとか。絆に弱い。これでポピパに落ちないバンドリオタクがいるだろうか。

 

 

HAJIけてシナプスシナモンロール/にゅーろん★くりぃむそふと

 

ガールフレンド(仮) キャラクターソングシリーズ Vol.03

ガールフレンド(仮) キャラクターソングシリーズ Vol.03

 

 

あーーーーGFのアルバムって何枚売れてるんですかね????5万枚くらい売れてる?最低でも5万人くらいは聴いてる?

アプリ内で既に大好きだった曲。リリースされて本当に良かった。加えて、Tom-H@ckは作曲だけしててくれ、と思わずにいられなかった。君の手も大好きなのでジャンル縛りで言うとそっちと迷ったけど、シナモンロールインパクトには勝てなかったよ……。

こちらも高校生の軽音部がバンドしてるって設定なんだけど、キーボードがやりすぎなくらいはっちゃけてる。激しい。いいね。進化系girlみたいなハードロックに近い楽曲じゃなくて、どちらかと言えばキュート系統のこの曲っていうのがポイント高い。相変わらずにゅーろんは歌詞も意味わかんないんだけど、それを補って余りある。いや、歌詞も好き。

ボーカルである陽歌@早見沙織の声はもちろん、キーボードの桃子@小倉唯、ベースの凪子@後藤沙緒里の歌声も随所随所に入れることで光ってて、三分余りのそこまで長くない楽曲だけど贅沢な感じ。2017年の早見沙織なら覆面系ノイズだろって?うるせえ、イノハリでいうとカナリヤは大好きだったよ!

全体的に楽器隊が高校生のガールズバンドなんだけど?って確認したくなるくらいぶちかましてるんですが、もういいよ。強いから。大好きです。

どうでもいいけど、この曲は振り付けがオタク好みなやつ。GFはちょっとオタクの好みから外れた演出をしてしまいがちだけど、これはちゃんと狙い通りハマってた。「キミとの甘い空想で」でカメラが寄って、センターガールのキス待ち顔を映すの。「おう!これこれ!求めてたやつ!!」って感じだ。キス待ち顔は陽歌が最かわだった。

更に更にどうでもいいけど、この曲が収録されているガルフレのアルバムでは、ペンタトニック・ラブなんていう激エモ曲や、私の本命ガールである新垣雛菜ちゃんが歌うbrand-new magic daysが収録されておりまして、このアルバムが総合すると一番好きだったなあ。

 

 

編曲賞

pride -KING OF PRISM ver.-/速水ヒロ(前野智昭)

 

劇場版KING OF PRISM -PRIDE the HERO-Song&Soundtrack

劇場版KING OF PRISM -PRIDE the HERO-Song&Soundtrack

 

 

聴いてこのアレンジ!どう考えても2017年ナンバーワン。

編曲で言うとFREEDOMも最強だったので唸るところなんですが、やっぱり初見はprideが全部持ってったのであの感覚を優先します。さすがは天才アーチスト神浜コウジ。

余談ですが、FREEDOMの使われ方が劇的すぎて感動する。「俺が目指すのは勝者じゃない、勇者さ」という中学生ヒロ様の言葉を受けてコウジが作ったこの歌。RL時代はヒロ様に初心を思い出して欲しいという思いが込められ、目を覚ましてくれというタイミングで使われた。キンプラでは、披露した後に胸を叩いてカヅキ先輩から激励の合図。よく考えたらヒロにとっても救いであり道標になってきた曲なのかもしれないなあ。素敵です、カヅキ先輩。

余談終わり。 prideの話に戻ります。もちろんprideそのものは四年とかそのくらい前からある楽曲であり、ヒロ様の歌唱、Hiro × kojiの歌唱、更にはルヰの歌唱と、音源としては既に多く存在している。でも、確実に「prideを一番うまく表現できるのは速水ヒロ」しかいないんですよね……。

特にこの映画のアレンジは素晴らしい。メタ発言となりますが元々べるが歌うかもしれなかった曲、そこにべるのバイオリンを加えてオーケストラな編曲に仕上げるという。エモーショナルすぎる。制作側が口を揃えて完成形と言い切れるだけある。映画ラストでようやく「君だけが永遠」の「君」に速水ヒロ本人も入ってきたんじゃないかなって思って、なんか書きながら泣きそうなんですが。今までコウジやべるやファンの黄薔薇たちが速水ヒロが歌うところの「君」だったのに、ここに来て昔の自分もひっくるめ「君」になったのかなって。

ショーは言うまでもない。プリリズを全シリーズ観てからあのショーを観ることが出来て本当に良かった。べるとなるの像の間から地球に降り立つ速水ヒロの貫禄たるや。強くなったねヒロ様……。プリズムキングおめでとうございます。貴方がプリズムショーです。

 

 

 以上10曲です。

 

次点でUVERworldのDECIDEDかなあ。USGの曲入れそびれたのを書き終えてから思い出しました。まあそのくらいUSGの新曲は聴き込んでないってことでしょうね……素直にたくさん聴いた曲を残しておきましょう。新しいアルバム買わなきゃ。

2017年に一番いいなと思い続けてきた水樹奈々は絶対的幸福論だったのですが、2016年12月リリースで選出から漏れました。それ以外ピンとこなかったからなし。

 

ジャニーズもこの10選には食い込みませんでした。

敢えて言うなら、

・おーさか☆愛・EYE・哀/ジャニーズWEST(あの妙な「愛・EYE・哀・アイ・I-ight」が耐えられるのはそこの転調に至るまでの彼らの歌唱力によるところが大きいと思う。若手の中では歌が上手いメンバーが多く、おふざけが許されるジャニーズという強み。個人的にこの曲のインパクトには誰も勝てなかったよ)

・ぎゅっと/Sexy Zone(歌詞も曲もあたたかくて優しい。絶対ライブの最後の方で聴いたら胸にジンときちゃう。ただ私は風磨くんの最近の歌い方が苦手で、この曲もそれがなかったらなあ……と思ってしまう。去年は他のメンバーが歌ってる最中にじゃれあう中島松島を音楽番組で何度も目にすることが出来て幸せ。何回見ても目に優しかった)

・Funky Time/Hey!Say!JUMP(JUMPはアニバーサリーイヤーだったのでいろいろ忙しく活動していたし、シングルも多くリリースし、ベストアルバムまで出して、とやっていましたが、私は懐古厨に忙しくしておりまして、あんまりピンとくる曲を発掘できなかったんだよなあ。もうちょっと聴き込みたい曲が多すぎる。I/Oと迷ったけど、最初に聴いたときに「これは!」と思ったFunky Timeを選びます。MVのフリーダムさとそれでいて自然体に遊んでいた感じが最高にJUMP)

こんな感じですね

 

 

あらやだ、気付けばアイドルの曲ばっかり聴いてる!偏ってるどころの話じゃないぞ。

もっと多岐に渡って曲を聴きたいですね。2018年に期待です。

今年もよろしくお願いします。